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キズナアイの声が増えた事と企業Vtuberの未来の話

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Vtuber界の親分こと自称人工知能のキズナアイ氏の声が最近増えたことで話題になったが、先日さらに中国語も喋るようになっていた。内容から察するに中国及びビリビリ動画方面の進出強化といったところだが、これを見て私はVtuberの方向性がまた切り替わる時期だな、と感じた。

現在、企業系Vtuberは1つのキャラクター(アバター)に対して中の人(演者)は一人である。これは人件費的な話もあるだろうが、大きな売りが中の人の人間性(これまでの生き様や性格)の面白みを生かしたアイドルとしての登用目的だからだろう。

故に中身とアバターは一体不可分のように見られがちであり、冒頭で述べたキズナアイ氏の声が増えた際も困惑というか批判的な意見も見られた。戸惑った人々にとってキズナアイ=中の人。だが、企業にとってはどうだろうか?

今回の中国語を喋る親分の登場で個人的に感じたのは、企業にとってキズナアイはキズナアイであり、キズナアイと中の人はイコールではないということ。ベースはもちろん最初の親分の中の人であり、声質も割と近しい人が分身体も中国語版もあてがわれているが、あくまで主体はキズナアイだということだ。

これは現在のタレント路線の多い情勢では大きな決断だっただろうが、利点も大きいと私は思う。個人に依存しないということは多目的な活動ができるということでもある、今回の中国語版親分がそのいい例だ。さらに、別の中の人による新しいキズナアイの側面(表情)が出せるという部分もあるだろう。

ここで思い浮かぶのが「初音ミク」だ。初音ミクの場合はVOCALOIDという性質上、声とアバターは一体不可分だが、その中の人とも言えるプロデューサーは果てしなく存在する。しかし初音ミクは初音ミクとしてもはや認知されている。あくまで主体は初音ミクなのだ。

キズナアイもそういったコンテンツにしていきたいのではないかと思う。故に中の人を枷にしない今のキズナアイの路線は個人的には歓迎したいところだ。バーチャルなのに肉体に依存するのであれば、それはもはやバーチャルでなくてもいいのだから。







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