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WF2019夏に向けての3Dモデリングと、始めたきっかけの話

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いよいよ今月末に2019夏ワンフェスの開催となります。

なんやかもう7月。Fusion360でコツコツと人型可動フィギュアをモデリング中です。ワンフェスには3Dプリンタで出力したものを出す予定です。

5、6年前に積層式の3Dプリンタが一般にで始めた頃に3Dモデリング自体は手をつけたりしたのですが、その時はまだPLAが主流でしかも出力品自体の精度も製品としてだすにはまだまだ難しい品質の時期でした。

それよりもレーザー加工機の方が加工が早くデータも二次元的で作りやすかったので、自主制作などもそっちに注力しておりました。業務用のレーザー加工機を導入している友人がいたことも幸いし結託して色々つくりました。おかげでレーザー加工データ作りに関しては詳しくなり、縁があって職業訓練校の特別講師をさせていただいたり、グッズ屋で加工オペレーターをしたりと色々な経験ができました。

話をもどしまして。昨年に前職を退職して「3Dプリンタ向けモデリングを本格的にしたいなぁ」と思ったのがきっかけ。もともとアトリエ猫柳は3Dは得意ではない方なのですが、個人向けのプリントサービスや機械が普及してきていたこと、レーザー加工による平面の組み合わせの可動フィギュアを作っていたのですがより立体的にも形作りしたいなーと思っていたこともあり、スタートアップ企業で導入もしやすいFusion360でのモデリング勉強を始めました。

今はDMMクリエイターズマーケットで二種、ナイロン素材による3Dフィギュアを販売したりしています。

そして今回のモデリングは、より自分のエゴみたいなものを意識的に出すようにして制作してます。これまではプロダクトデザイナー的な思考の方が前面に出ていて製品づくりが主軸でした。製品レベルのクオリティを出したいという思いはデザイナーとして引き続きはありますが、それと共に「個人でものを世の中に出す」ということをより意識して「作品」としての側面を主軸に置いて物作りをしています。ここらへんの意識の変化については長くなるのでまた別で記事にしますが、要は現在のアトリエ猫柳は作品としての製品づくりを主眼に置いています。

可動フィギュアのテーマは仏像になってます。とはいえ特定の仏様をテーマにするということではなく「造形物としての仏像の美しさ」というか、「自分が綺麗だと感じる形状」を体現した可動フィギュアです。それは見た目しかり、遊び方しかり、日本という文化的な要素の好きな部分だったり、複合的な要素です。「立体によって自分の感じる形状美を伝える製品」とでもいいましょうか。アートとプロダクトの中間領域を目指してます。

と色々いいましたが可動フィギュアは楽しんでもらえるのが第一!遊べる作品としてより煮詰めてWFに持って行こうと思いますのでよろしくお願いします。







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