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光造形プリンタを導入した話・2

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光造形3Dプリンターに慣れるため、届いてからは日々何かしらの出力を行なっている。といってもまだ数日。すでに4、5回ほど出力失敗をしてわかったのが、サポートの付け方がかなり重要だということ。

ちなみにサポートとは1枚目の写真の、造形物に鉄骨みたいにくっついている箇所。これをつけることで造形を正しく出す役割がある。名前の通り造形の補助となり、出力後は下記のようにサポート材は除去できるようになっている。

で、先駆者のノウハウを調べあさり幾つかポイントを見つけた。

[1]造形物を傾ける(うちでは現在45度傾けている)。光造形機の仕組みは省くが、これをすることで造形物のレジン桶の底への付着面積を小さくすることで、造形物がサポート材から取れるのを防ぐ

[2]サポート材の密度と位置。造形が複雑な箇所に対しては念入りに入れた方が良いっぽい。サポート材が適切に入ってないと歪みや崩れがおこしやすい。ただ密集しすぎて造形物と距離が近いと癒着してしまうので、適宜に手動調整した方が安全。

特に傾けに関してはこれのおかげで造形物の落下は全くなくなった。サポート材の適切な配置と量に関してはもう少し機械の癖になれつつ試行回数を増やして経験値を積む必要がある。

とはいえ、これで自宅でのテスト造形までは問題ないレベルにまで至ったので一安心である。しかし3Dプリント品の処理は結構大変なので、量産となるとなかなか大変になる。単品造形ならいいが、可動モデルのように複雑化してくると最終出力は外注のほうが良いかもしれない。

引き続き試行錯誤である。







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