MJF出力の素体流SDを組み立てながら、SNS広報に見本用で宣材写真を撮影。個体名は、歯車の仮面を取った素顔がドクロ顔なので「野晒(nozarashi)」にしようかなと考えています。野晒は外で吹きさらされている頭蓋骨の様から、その骨自体を指す言葉として現代に伝わっています。こんな感じで可動フィギュアシリーズの製品名は日本語で命名していく所存。
今回の素体流SDだけではないですが、アトリエ猫柳が何かを製作するときは「偶然から出てくる必然的な構造」と「感覚の中の絶対的な正しい輪郭」を元に作っていきます。例えるなら円空仏の一刀彫りみたいな、内包されている存在を取り出すような感じで組み立てていきます。
なのでおおまかなスケッチやコンセプトは設定しますが、最終的にどう仕上がるかは自分でも出来上がってのお楽しみという感じだったりします。
というわけで素体流SD"野晒"を絶賛組み立て中。可動フィギュア玩具としてまとめていますが、各パーツ3mmチューブでの接続でバラバラにできるので、組み替えやティールアップパーツとしての遊び方ができる複合的なトイになっています。