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iTuneで配信始まった話、委託配信を利用する意味の巻

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いつ始まるかいつ始まるかとヤキモキしておりましたが ついに ついに!!! iTunesでOST「CYCLE」が配信開始されております! https://music.apple.com/jp/album/cycle-ep/1466923277

他よりも審査の関係で遅めになるとは噂で聞いておりましたが、 もしや審査落ちありうるか?…と思っていたところ、先ほど検索してみたら無事表示されましたよ。 やはりこうやって見える形で配信されているのを見ると嬉しいものです。

改めて紹介すると、CYCLE(サイクル)は全5曲のサウンドトラック集です。 ウチで作成している楽曲はシンセサイザーによるテクノポップ系、特に昔のゲームBGMのような雰囲気を醸し出すインストゥルメンタルです。 アトリエネコヤナギSTOREでもOSTは販売していますが、そちらでは販売予定のない配信用に作成した新曲とセルフアレンジになっております。つまりSTORE販売と配信販売で被ってる楽曲無し(ただしアレンジベースが同じ曲等はありますが)。 本来なら自社ストアでも出しながら配信でも同じ楽曲を出す方が主流ですが、折角ならそれぞれの場所に専属の楽曲を出すという形を試してみてもいいんじゃないかという試みです。

あとは一応、アーティストが話題に出しにくいお値段の話も。配信楽曲は単曲一律250円になってます(アルバムセット購入だとちょっと安くなる)。これは配信諸経費がかかる事を踏まえてのお値段。 一方自社ストアで販売しているOSTは基本は自身の楽曲配信自体に掛かる費用はないので、 制作費と時間で独自換算した価格です。当然ながらマージンがない分は自分のSTOREで販売した方が利益は大きいです。

ではなぜ委託会社に楽曲配信サイトへ配信してもらうのかと言えば、配信サイトの利用者の方達に向けた"広告"です。自分は有名音楽家でもない無名のDTM作曲家、ともすれば自社ストアで販売したところで、そのストアの存在自体の認知がまだまだない状態です。 一方各社配信サイトは、既にその"利用者"が存在する状態です。Google社やApple社の配信サイトであればそれこそ世界中の人が利用者。ならばそこに楽曲を出してアピールしない手はないです。 作品は作家の「作品」であると同時に、作家の「名刺」。音楽で言えば、若手ミュージシャンの卵の路上ライブや、演歌のドサ廻りなんかがわかり易いですが、まず自分や自分の歌う歌を知ってもらう場所に行かなければ、誰にも聞いてもらえません。それのネット版の一つがある種「配信」という手法なのではないかと思います。

いまやダウンロード配信からストリーミング配信に移行しつつあるのも、通信環境の高速化の他に「多様化したアーティスト達の広告」としての役割も出てきているのではないかな、と思う次第です。

長々語りましたが、要はOST「CYCLE」、是非聞いてみてください!







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